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C言語の復習とデバッガの利用 - 情報処理IIレジュメ(2021-7)

1. はじめに 来週からのテストファーストプログラミングの学習に入る前に、昨年度の配列とポインタの復習を行います。また、私の授業内での表記法についても解説します。 2. 復習用のプログラム 今回は、以下に示すプログラムで配列とポインタの関係について…

2021-m10 : C言語開発環境の構築(macOS) : BYOD PC のセッティング

1. はじめに macOS の場合には、Homebrew を入れた時点で開発環境はインストール済です。 そのため、別途余計なものをインストールする手間はありません。 2. 開発環境の構築 電気電子では 4 年まで C 言語での開発を実施します。 学生の環境がバラバラなの…

gnuplot を使いこなす - 情報処理IIレジュメ(2021-6)

1. はじめに データ処理を行うには Excel は便利ですが、グラフを描くために色々とマウスで作業が必要であり面倒です。 マウスで設定作業をするのは、初心者が手探りでグラフを作成できるという意味ではいいですが、慣れても作業効率が上がらないところに問…

画像ファイルの取り扱い(ビットマップ vs ベクトル形式) - 情報処理II レジュメ(2021-5)

1. はじめに 今後、レポートに回路図やブロック図など多くの図を描くことになります。 ここでは、そのときに利用するソフトウェアについて解説します。 まず最初にビットマップ形式の画像とベクトル形式の画像について比較し、なぜベクトル形式で図を書かな…

LaTeX、Word によるレポート作成 - 情報処理レジュメ(2021-4)

1. はじめに 電気電子工学コースでは、3年生からレポートを電子的に提出します。 昨年度は図の作成、グラフの作成を先に実施しましたが、今年度はすでにレポートの執筆が始まっているので、先にレポートの書き方をやってしまいます。 今回の授業は、先にそれ…

2021-m9 : logisim-evolution のインストール (macOS) : BIOS PC のセッティング

はじめに 今回も私以外が担当する授業のソフトウェアのインストールを解説します。 ディジタル電子回路では logisim を利用します。 ただ、logisim 自体が2011年からアップデートされていないため、最近は logisim-evolution というフォークしたアプリが開発…

2021-m8 : ngspice のインストール (macOS) : BIOS PC のセッティング

はじめに 今回は私以外が担当する授業のソフトウェアのインストールを解説します。 アナログ電子回路I の授業では電子回路の特性計算のために ngspice を利用します。 以前、ngspice は Homebrew でもインストールできたのですが、現在インストールできるも…

2021-m7: Gnuplot と chokidar のインストール(macOS) : BYOD PC のセッティング

はじめに 第二学年の情報処理で gnuplot を用いてグラフを描画しました。 第二学年では gnuplot の中でコマンドを入力してグラフを作成していましたが、第三学年ではファイルを用いたグラフ作成方法を学習します。 その際、ファイル更新に同期してグラフが再…

Excel のテーブルを利用したデータ管理およびグラフ作成 - 情報処理IIレジュメ(2021-3)

1. Excel でのデータ管理 Excel は表計算ソフトウェアです。ただし現在では計算だけでなく、様々な帳票を作成するのにもよく利用されています。 電気電子工学コースでは、実験などのデータ処理でもよく活用されています。 この時、式などをうまく利用すると…

各種ファイル共有方法と Git によるバージョン管理 - 情報処理IIレジュメ(2021-2)

はじめに 産技高専電気電子工学コースでは、用途に応じて様々なICTツールを活用しています。オフィシャルに用意されているものも含めて、説明をしておきます。また、後半では主にテキストファイルのバージョン管理を行う Git について説明します。 各種 ICT …

はじめての LaTeX - 情報処理IIレジュメ(2021-1)

LaTeX について LaTeX については、Wikipedia に以下のように記載されています。 LaTeX(ラテック、ラテフ)とは、レスリー・ランポートによって開発されたテキストベースの組版処理システムである。電子組版ソフトウェア TEX にマクロパッケージを組み込む…

2021-m6 : Git 環境の設定(macOS) : BYOD PC のセッティング

はじめに 電気電子工学コースでは、ペアプログラミングやチームプログラミングを実施しています。 このため、ソース共有が必須となります。 また、個人でファイルを管理している際にバージョン管理の意識を持つことは重要です。 そこで、何よりもまずリポジ…

2021-m5 : Visual Studio Code による LaTeX 編集 (macOS) : BYOD PC のセッティング

はじめに macOS であれば TeXShop などの LaTeX 専用のエディタがありますが、Visual Studio Code で LaTeX 環境を作った方が使いやすいです。Windows 版と環境が揃うのが授業をやる上でもメリットになります。Windows 版とほぼ内容は一緒ですが、念のため別…

2021-m4 : Visual Studio Code のインストールと Brewfile の編集 : BYOD PC のセッティング

はじめに 昨年度までは特に利用するエディタを指定していませんでしたが、個別対応が大変になってきたので、Visual Studio Code で統一化することにしました。 すでにソフトウェア業界ではかなりデファクトスタンダードになっているので、学校全体でもデフォ…

2021-m3 : LaTeX 環境の構築(macOS) : BYOD PC のセッティング

はじめに 電気電子工学コースでは、第三学年からレポートを電子提出します。 コースとしては、LaTeX か Microsoft Word での執筆を推奨しており、それぞれのスタイルファイルを配布しています。 5年になって学会活動などをする場合には、LaTeX の方が便利な…

2021-m2 : パッケージ管理ソフトウェアの設定(macOS) : BYOD PC のセッティング

はじめに macOS では、いくつかのソフトウェア実行形態があります。 UNIX などでよく使われるアプリ Mac App Store で販売されているアプリ ディスクイメージ(dmg)などでインストーラが配布されるアプリ それぞれインストールの仕方が違いますが、別個に作業…

2021-m1 : セッティング前の事前準備 (macOS) : BYOD PC のセッティング

はじめに macOS は元々 UNIX ベースの OS なので、授業で用いる UNIX 系のツールの動作はほとんど問題がありません。ただ、Windows でしか動かないツールを使う授業があるので、教員が指示されたら Boot Camp で Windows を入れておいてください。ただし、Bo…

BYOD PC のセッティング(2021年版: 目次)

はじめに 昨年度に引き続き、BYOD(Bring Your Own Device)を始める3年生が休業期間中に事前に実施できるように PC セッティングの方法を記事にします。 このページは各記事への目次になります。ここから各記事に飛んでください。 記事で対象にするのは、現時…

Rails 6.0 環境の M1 MacBook Air への移行: Rails update (10)

はじめに Ruby 2.7.2 での動作が可能になったので、手元の M1 の MacBook Air でも開発ができるようになりました。せっかくなので、環境の違いをまとめておきたいと思います。 開発環境のまとめ せっかくなので、これまでの VMware 内の Ubuntu だけでなく、…

Alfred の詳細設定 - M1 MacBook Air インストール覚書(23)

はじめに 今朝、Macユーザーは”今すぐ”使いなさい。神アプリ「Alfred」の設定・使い方を完全解説 - YouTubeという YouTube の動画を観ました。だいたい知っていたことですが、Clipboard ヒストリーや起動のショートカットなどを参考に書き換えました。 ショ…

Ubuntu との NFS mount および現在のデスクトップ環境- M1 MacBook Air インストール覚書(22)

sshfs 断念からのネットワーク引越 MacBook Pro の VMware 上に Ubuntu 18.04 を飼っています。Ruby 1.9.3 のお仕事がまだ残っているので、ここで作業をする必要があるためです。これまでは、ホストの MacBook Pro から Ubuntu を NFS mount して仕事をして…

アプリインストール(rust→librsvg→graphviz→plantuml) - M1 MacBook Air インストール覚書(21)

はじめに とりあえず必要なものを順番にインストールしていますが、plantuml をインストールしようとして、依存関係の librsvg のインストールでハマりました。librsvg の build で rust を使っているためです。 rust は現状で brew ではインストールできま…

MacFuse および sshfs の断念 - M1 MacBook Air インストール覚書(20)

はじめに そういえば事前準備でテストしていた sshfs をインストールしていないことに気づきました。そもそも macfuse は m1 のみの問題ではなかったので、macfuse-hkob と名前を変えました。sshfs も intel マシンでもインストールするので sshfs-macfuse …

アプリインストール(openjdk16→zulu11) - M1 MacBook Air インストール覚書(19)

はじめに いろいろとインストールをしましたが、openjdk は必要だと感じました。openjdk: Add support for Apple silicon by tresf · Pull Request #65670 · Homebrew/homebrew-core · GitHubで議論されていますが、Early Access の JDK-16 であれば、JEP 39…

teleport を使った仮想 KVM の活用 - M1 MacBook Air インストール覚書(18)

はじめに 既存環境の環境変更 - M1 MacBook Air インストール覚書(2) - hkob’s blogで計画していた研究室の環境が確定したのでまとめておきます。 MacBook Air (M1, 2020) このマシンが研究室やいろんな場所で使うメインマシンになります。研究室ではクラム…

アプリインストール(gnuplot) - M1 MacBook Air インストール覚書(17)

はじめに 解説を書いていると時間がかかるので、番外編の方でインストールしたものをまとめています。この中で gnuplot のインストールで野良 Formula を作ることになったので、その手順をまとめておきます。 依存するものの設定 そのまま bottle では入らな…

アプリインストール(Slack) - M1 MacBook Air インストール覚書(16)

はじめに VScode が使えるようになったのは楽ですね。こんな感じで intel_brew/Brewfile と arm_view/Brewfile を見比べながら、下で結果を確認できます。 VScode での編集 ここまでやっていて、App Store のアプリのインストールをやっていないことに気づき…

アプリインストール(Alfred, Visual Studio Code - Insiders, mackup) - M1 MacBook Air インストール覚書(15)

はじめに 途中までこの記事を書いていたのですが、バッテリーなくなるまで書いてみようと思ったら、バッテリーが尽きた時にスリープせずに落ちました。M1 Mac の噂では聞いていましたが、スリープになることを期待するのは危険かもしれません。とりあえず書…

アプリインストール(Xquartz, Google Chrome, MacTeX) - M1 MacBook Air インストール覚書(14)

はじめに とりあえずここまでの修正を commit - push しようとしたら、bitbucket に蹴られました。そういえば ssh 鍵をまだ登録していませんでした。とりあえず、以下の作業で作成した鍵を Bitbucket に登録してきます。 ssh-keygen cat ~/.ssh/id_rsa.pub |…

アプリインストール(1Password, mas) - M1 MacBook Air インストール覚書(13)

はじめに Homebrew のシステムがインストールできたので、アプリを一つずつ確認しながらインストールしていきます。ひとまず M1 の Brewfile でインストール確認し、できなければ Intel 版の Brewfile でインストールします。現状で、この部分は以下のように…