Rails 6.0 環境の M1 MacBook Air への移行: Rails update (10)

はじめに

Ruby 2.7.2 での動作が可能になったので、手元の M1 の MacBook Air でも開発ができるようになりました。せっかくなので、環境の違いをまとめておきたいと思います。

開発環境のまとめ

せっかくなので、これまでの VMware 内の Ubuntu だけでなく、MacBook Pro のネイティブ環境とも比較してみます。Ubuntu だけ platex 環境が入っていないので、一部のテストがスキップされています。

- 環境1 環境2 環境3
マシン VMware MacBook Pro (2019) MacBook Air (2020)
OS Ubuntu 18.04 LTS macOS Catalina 10.15.7 macOS Big Sur 11.1
CPU Core i7 (仮想) 12 Core Core i7 8 Core Apple Silicon

テスト時間

やはり M1 MacBook 速いですね。データベースのテストは並列化できないので、シングルスレッドの処理が強い M1 の方が強い感じです。

(12/29追記) Segmentation fault の原因が hpricot だとわかったので、せっかくなので、Ruby のバージョンも変えて測り直してみました。バージョンはhttps://www.hmallett.co.uk/2018/08/ruby-and-ruby-on-rails-version-compatibility/で示されている一番高いバージョンにしています。

環境 OS Rails version Ruby Version テスト時間
環境1 Ubuntu 3.0.20 1.9.3-p551 24 minutes 19 seconds
環境1 Ubuntu 3.2.22.5 2.2 11 minutes 14 seconds
環境1 Ubuntu 4.0.13 2.2 11 minutes 15 seconds
環境1 Ubuntu 4.1.16 2.2 10 minutes 59 second
環境1 Ubuntu 4.1.16 2.3.0 11 minutes 37 seconds
環境1 Ubuntu 4.2.11.3 2.2.2 11 minutes 48 seconds
環境1 Ubuntu 4.2.11.3 2.4.5 11 minutes 13 seconds
環境1 Ubuntu 5.0.7.2 2.2 12 minutes 5 seconds
環境1 Ubuntu 5.0.7.2 2.4.5 12 minutes 6 seconds
環境1 Ubuntu 5.1.7 2.2.2 12 minutes 17 seconds
環境1 Ubuntu 5.1.7 2.5.1 11 minutes 51 seconds
環境1 Ubuntu 5.2.4.4 2.2.2 10 minutes 45 seconds
環境1 Ubuntu 5.2.4.4 2.5.1 11 minutes 4 seconds
環境1 Ubuntu 6.0.3.4 2.7.2 6 minutes 50 seconds
環境2 macOS Catalina 6.0.3.4 2.7.2 5 minutes 16 seconds
環境3 macOS Big Sur 6.0.3.4 2.7.2 4 minutes 12.6 seconds

おわりに

ここからは M1 MacBook で 6.1 へのアップデートをした後で、views 関係の修正をしていきます。

hkob.hatenablog.com