はじめに
Notion Tips の第183回目は、Notion の自動化の比較を行います。今日は Notion 自体が持つ自動化の仕組みを解説します。
ボタン
まずは、Notion だけで実現できるものを解説します。最初はボタンです。当初はテンプレートボタンとして、ブロックを展開することだけができるボタンでしたが、その後様々なことができるようになりました。現在は以下のような形で様々なアクションが実行できるようになっています。トリガーはボタンのクリックのみです。
設置されるのはページ内ですが、ページのプロパティなどの編集もできるようになっています。
ボタンプロパティ
そのボタンがページのプロパティに設置されたのがボタンプロパティです。基本的に設置されたページに対して処理をしたいときに利用します。これは、私のタスクデータベースに設置されている Work now というボタンで、「いつかやる」タスクをすぐに実行したい時に押すものです。
ボタンプロパティもトリガーは「ボタンのクリック」のみです。こんな感じで基本的に「このページ」に対する処理を行うことが多いです。
データベースオートメーション
データベースオートメーションはより自由度が多く、ユーザがデータベースに何か変化を与えたときにオートメーションが発動します。これは Set start time というオートメーションで、Status が To-do の時に Next Step をチェックありに変更した時に駆動します。このように複数の条件を設定できるようになり、よりトリガのタイミングを絞り込むことができるようになりました。
スプリントの自動更新
スプリントは以前、手動で更新することしかできませんでしたが、スプリントの設定で定期的にスプリントを更新できるようになりました。この作業は意外と手間だったので、自動化されて非常に助かりました。
繰り返しテンプレート
私はあまり使っていませんが、テンプレートを繰り返し作成する機能も自動化の一つかと思います。Notion の中で唯一時間駆動できる自動化となります。
おわりに
今日は、Notion の本体で実現できる自動化の比較をしてみました。オートメーションの唯一の欠点としては、オートメーションの結果からオートメーションは駆動しないことです。例えば繰り返しテンプレートでページが作成されても、データベースオートメーションのページ作成のトリガは発動しません。これが発動してしまうと無限ループが発生してしまうためと考えられます。これを回避するためには、ページ作成は外部サービスを利用するなどが必要となります。そのため、明日は macOS, iOS, iPadOS, watchOS などの自動化の比較について解説してみたいと思います。
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