はじめに
Notion Tips の第182回目は、173回目の歩数記録と 174回目の体重記録を同時に記録するように改修した件を解説します。
歩数記録と体重追加の振り返り
自宅に帰宅したら歩数を記録するオートメーション: Notion Tips (173) - hkob’s blog では、iPhone のオートメーションの解説をしたくて、 ネタとして自宅の WiFi 接続時に歩数を記録するようにしました。そして、翌日の Apple Watch を使ってヘルスケアと Notion に体重値を同時登録するショートカット: Notion Tips (174) - hkob’s blog では、本来記録したかった体重値をこの歩数のページに追加してみました。ただ、Notion アプリではプロパティの追加はできなかったため、久しぶりにショートカットから Notion API を呼び出してみました。
この2本はネタとしてはよいのですが、実際に使ってみると意外とトラブルが多かったです。WiFi に接続しているはずなのにオートメーションが発動していなかったこともありました。また、Apple Watch の再認証も面倒で結局 iPhone からショートカットを使うことが多かったです。
結局それであれば、そもそも iPhone のショートカットを使って、体重記録を実施すると同時に別途統計処理していた歩数もここで同時に記録することにしました。これであれば、Notion API を使わず Notion の標準機能だけで実現できます。
変更したショートカット
以下、順番に解説します。最初は「テキストを音声入力」と「ヘルスケアサンプルを記録」です。ここは元と同じです。
そしてオートメーションで取得していたヘルスケアサンプルの歩数の取得です。今日の Apple Watch の歩数を全て取り出しています。
あとは取得したものを全て合計し、日付をフォーマット後に Notion ページを作成しています。ここではヘルスケアのデータベースに「^日付|歩数|体重」の形のタイトルでページを作成します。
データベースオートメーションを修正
これまで歩数のみをプロパティに入れていたデータベースオートメーションを修正し、体重値もプロパティに入れるように修正します。トリガは前回と同様にページの追加時です。
その後、タイトルを分割してそれぞれを変数に入れます。ショートカットから作成された時だけ動作するように先頭が ^ になっていない場合には、余計なことをしないようにしています。間違えて「+新規」などを押してしまった時に、オートメーションが発動しエラーにならないようにする工夫です。変数定義後は、それらの変数をプロパティに代入しています。
動作確認
今回作成した処理の動作の様子をいつものように X にポストしました。
これまで帰宅したら歩数を記録するようにしていた。どうせ後から体重を追加するようにしたので、その時に一緒に統計処理して同時記録することにした。
— hkob|Notion Ambassador (@hkob) 2024年12月21日
いつものように Database automation で後から振り分けしている。かなりスッキリした。#Notion #notiontwt pic.twitter.com/3HK21AAsr3
おわりに
これまでシャワーを浴びた後にこのショートカットを実行していたので、Apple Watch よりも iPhone の方が便利でした。今回は動画の時間の都合上、ホームからタップしていますが、実際には Siri から実行してしまうようになると思います。明日から実際にうまくいくかどうか試してみて、さらに改善点があれば更新していこうと思います。