自宅に帰宅したら歩数を記録するオートメーション: Notion Tips (173)

はじめに

Notion Tips の第173回目は自宅に帰宅したら、その日の歩数を記録するオートメーションを解説します。ここでいうオートメーションは Notion のオートメーションではなく、iPhone のショートカットのオートメーションです。

位置関係のオートメーション

iPad のオートメーションはこんな感じになっています。基本は全部位置情報に関するもので、自宅から出発すると WiFi をオフにし、到着すると WiFi をオンにしています。また、帰宅連絡のために、職場を離れるときにメッセージを送信し、帰宅の乗り換え時にもメッセージを送信しています。メッセージについては、誤動作を避けるために確認後にメッセージを送付するようにしています。

iPad のオートメーション

今回、ヘルスケアデータを取り扱うので、iPhone 側に同様に設定することにしました。ただし、iPhone も帰宅時に WiFi をオンにするので、その段階では通信が不安定になりがちです。そのため、位置情報によるトリガーではなく、自宅の WiFi に接続したときにしました。今回はこのオートメーションを解説します。

iPhone のオートメーション

オートメーションの解説

オートメーションは以下のようになります。トリガーは自宅の WiFi の SSID である「Woody-5G-WPA3」に接続したときにしています。その際に実行するものは「行う」の下に設定します。

オートメーションのトップ

最初のアクションは「ヘルスケアサンプルを検索」です。今日の歩数を全て取り出します。ここで、フィルタでソースを「Apple Watch」に絞らないと iPhone 側のものも集計してしまい、ほぼ倍の値になってしまいます。

ヘルスケアサンプルを検索

取得されたデータはいくつかの歩数が並んだリストになるので、これらを集計する必要があります。リストの値を集計するには「統計を計算」で合計できます。最後に帰宅という文字列と歩数の数値を | で区切って記述します。また、未処理のフラグのために、先頭に ^ を付けておきます。

集計と Notion への記録

Notion のデータベースオートメーション

Notion アプリのページ作成はタイトルと本文しか設定できないので、いつものようにデータベースオートメーションでプロパティへの書き出しを実施します。これは以前のものと同じなので、説明は省略します。

データベースオートメーション

実行結果

今日、自宅に帰って WiFi がオンになったタイミングで、自動的に歩数が記録されました。位置情報で記録するようにした場合には、一日家にいる場合には記録することができません。しかし、WiFi であれば一時的に切ることができるので、WiFi のオフオンで歩数を記録することも可能です。最も自宅にいる場合には、ほとんど歩くことはないので歩数記録の必要はないかもしれませんが。

実行結果

おわりに

歩数自体はヘルスケアアプリを見ることでグラフなども見ることができるのですが、なかなかアプリをわざわざ開いて確認するのも面倒です。明日のもう一つのネタと合わせて Notion で見える化することで、自分の意識付けが変わるのではと期待しています。

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