はじめに
電気電子工学コースでは、第三学年からレポートを電子提出します。 コースとしては、LaTeX か Microsoft Word での執筆を推奨しており、それぞれのスタイルファイルを配布しています。 5年になって学会活動などをする場合には、LaTeX の方が便利なことが多いです。 そのため、情報処理IIの授業では LaTeX の学習を行います。 ここでは、LaTeX のインストールおよび初期設定の方法を示します。 なお、この設定では数GB単位のネットワークアクセスがあるので、データ量に制限がある携帯回線などでは実施しない方がよいです。
TeX Live のインストール
- 本家のインストールページを開きます。 Acquiring TeX Live as an ISO image - TeX Users Group
- ページ内の「download from a nearby CTAN mirror」をクリックし、texlive.iso をダウンロードします。
- ダウンロードフォルダにある「texlive.iso」というディスクイメージを開きます。
- この中の「install-tl-windows」というバッチファイルで右ボタンで「管理者として実行」を選択します。
- 実行をすると「Windows によって PC が保護されました」という警告画面が表示されます。ここで、「詳細情報」のリンクをクリックします。
- インストーラが起動し、ここから実際にTex Live のインストールが始まります。用紙サイズが A4 になっていることを確認して、インストールをクリックします。
- こんな画面が出るのでひたすら待ちます(マシンスペックにもよるが、だいたい1時間くらい)。
- 終了すると「TeX Live へようこそ」画面が表示されるので、「閉じる」をクリックします。
TeX Live Manager によるアップデート
次に TeX Live のアップデートを行います。Windows メニューを開くと、「TeX Live Manager」が追加されているので、これを実行します。 * 実行確認画面が出るので、「はい」をクリックします。 * 次のような画面になります。ファイルメニューの「リポジトリを読み込む」をクリックします。 * 最後に「すべてをアップデート」とすると、システム全体が最新版になります。この作業は必要に応じて適宜実施すると常に最新版のものが使えるようになります。 * 次に「オプション」「用紙」「A4」でデフォルト用紙サイズを変更します。
texlive2021 では、Mac 版と同様に原の味フォントがデフォルトで入っているので、フォントを入れ替える必要はなさそうです。
このソフトウェアの使い方は、授業で説明します。