はじめに
本学のネットワークでは、プロキシを設定しないと学外にWeb接続することができない。すべての設定の前にプロキシの設定をしておく。
システムのプロキシ設定方法
まずシステム全体の設定を修正する。以下箇条書きで示す。
- システム環境設定からネットワークを開く。ネットワークの設定を開くと以下のようになっている。このスクリーンショットは仮想環境のmacOS なので「Ethernet」になっているが、学生の場合には「Wi-Fi」になっているはずである。読み替えること。ここで、上の自動の部分をクリックする。
- 「ネットワーク環境を編集...」をクリックする
- 「+」を押して高専とわかるような名前(例では「TMCIT」とした)を付け、完了とする。その後、自動のままだった場合には、「TMCIT」に切り替えること。その後、下の「詳細...」をクリックする。
- まず、プロキシのタブを開く。その後、「Web プロキシ」にチェックを入れた後、「指定されたプロキシサーバアドレス」「指定されたポート番号」を入れ、その後、「プロキシを使用しないホストとドメイン」に「指定された認証サーバのアドレス」を記載する。これらは機密情報なので、moodle のページ(https://ee.metro-cit.ac.jp/m/mod/page/view.php?id=3110)を参照すること。
- 同様に、「保護されたWebプロキシ」もチェックを入れ、同じ情報を追加する(画面省略)。
- このようにすると「アップルメニュー」の「ネットワーク環境」を変更するだけでプロキシの設定有無を簡単に切り替えることができる。自宅の場合には「自動」を選択し、高専に来たら「TMCIT」を選択すればよい。
ターミナルでのプロキシ設定方法
基本的に GUI アプリはシステム環境設定のプロキシを読んでくれる。ただし、ターミナルでは個別に環境設定を実施する必要がある。これを手動で実施するのは面倒なので以下のようなスクリプトを .zshrc に追加しておく。学内であればプロキシサーバの名前が引けることを利用して、その時だけプロキシ環境変数を設定するようになっている。このため、指定されたプロキシサーバアドレスはIPアドレスではなく、moodle に書いてある FQDN (ac.jp で終わる名前) を指定すること。これによって、ターミナルで zsh が立ち上がった瞬間に自動的にプロキシが設定される。fish のスクリプトについては、後日 fish をインストールした後で紹介する。
PROXY_HOST=指定されたプロキシサーバアドレス PROXY_PORT=指定されたポート番号 HOST_PROXY=`host $PROXY_HOST` if [[ $HOST_PROXY =~ '.*has address.*' ]]; then export http_proxy=http://$PROXY_HOST:$PROXY_PORT/ export https_proxy=http://$PROXY_HOST:$PROXY_PORT/ else unset http_proxy unset https_proty fi