はじめに
hkob の雑記録の第92回目は、Alfred Workflow の Arg and Vars utility を解説します。
Arg and Vars utility
Arg and Vars は utilities の最初にあります。Arg and Vars は引数や変数を加工・設定する機能になります。
このオブジェクトの解説として、英語のマニュアルが用意されています。
Arg and Vars は私のワークフローでは何箇所かで使っています。一番わかりやすいところを説明に使います。上のフローは「Cmd-Ctrl-L」をタイプした時に、Launchpad ページを開く処理になります。下のフローは「finish」というキーワードにより、実行中のタスクを完了にし、その後 Launchpad を開く処理になります。この Arg and Vars では Launchpad の URL を環境変数から取得する作業をしています。
Arg and Vars utility の設定
上記の Arg and Vars utility は以下のような設定画面になっています。Notion AI に解説してもらいます。
Arg and Vars utilityのダイアログには以下の主要な設定項目があります:
1. Argument(引数)セクション:
- 入力フィールドに引数の文字列を設定できます
- {query} プレースホルダーを使用して入力引数を参照可能
- 配列型の入力の場合、{query}はタブ区切りの文字列に変換されます
- 「Pass through input argument」チェックボックスで、入力を未処理のまま渡すことができます
2. Variables(変数)セクション:
- Name列とValue列があり、変数の作成や変更が可能
- と - ボタンで変数の追加・削除ができます
- 接続されたオブジェクトで使用する変数を定義できます
3. 置換機能:
- 引数と全ての値で {query} は入力で置換されます
- {var:変数名} を使って上流の変数を参照可能
- {time}、{date}、{clipboard}、{random} などの動的プレースホルダーも使用可能
上の例では {var:TOP_PAGE}
を引数に設定しています。この変数はどこで設定されているかというと、左上の [ $x$ ] で示されるワークフロー変数になります。
ポップアップウインドウが開いたら「Environment Variables」のタブを開きます。ここに、ワークフロー変数を設定することができます。他人に配布するときに書き出したくない情報は「Don’t Export」にチェック入れておくとよいです。先ほどの TOP_PAGE には Launchpad のページ URL が記載されていることがわかります。
おわりに
Arg and Vars は単純に静的な値を入れるだけでなく、動的なプレースポルダーを使うことでさまざまな加工をすることもできます。ただ、これだけで説明に 1 ページ使われているので、こちらについてはまた後日解説したいと思います。