Slack の使い方と重要なチャンネルの紹介 (学生向け) - Slack を用いたクラス運営 (2)

Slack の使い方

Slack の使い方だが、基本的にチャットツールなので普段使っている Line と同じような感覚で使ってもらって構わない。 いくつか注意してほしい部分があるので、そこだけ記載しておく。

スレッドを用いた返信

興味ある投稿があったら、チャンネルに同じように投稿するのではなく、スレッドとして返信することを心がけてほしい。 投稿した学生とスレッドに参加した学生だけに通知されるようになり、興味のない学生は意識しなくてよくなるからである。 スレッド内である特定の別の人にも気づいて欲しかったら、スレッド内で「@hkob」のようにして、その人を召喚しょう。 また、スレッド内に書いた情報が他の人にも有用だなと思ったら、投稿の下にある「○○チャンネルにも投稿する」の チェックを入れよう。これで他のチャンネル投稿者の目に止まることになる。

アクションでの反応

Line と違って他人に「既読」は伝わらない。そのため「既読スルー」のような問題は発生しないが、逆に投稿者は 投稿が読まれているのかが不安になる。出来たら、興味ある記事に対してアクションで対応してあげよう。 Slack を使う意味は投稿の垣根を下げることなので、安全安心の場だと思って気軽に投稿してもらいたい。

記事の修正

投稿した記事は後から修正が可能である。後から間違いに気づいたら「記事の編集」を使って修正して欲しい。

重要なチャンネルの説明 (電気電子工学コースの各クラスで共通)

電気電子工学コースの各クラスには、特定の議論をできるチャンネルを最初からたくさん設置している。 チャンネルが探しやすいようにオフィシャルのチャンネルには頭に数字がついている(基本3桁)。 なお、この数字は重要なものほど若い数字になっている。ここでは重要なチャンネルの使い方について 説明しておく。

1. 0-チャンネル作成に関するチャンネル

誰かが新規にチャンネルを作った場合にはここにお知らせがある。 デフォルトで用意されているチャンネルもここにリンクが掲載されている。 リンクをクリックすると「チャンネルに参加」というボタンが出てくる。 そのボタンをクリックすることで、該当チャンネルに参加することができる。 参加したチャンネルについては通知が送られる。

2. 000-学級日誌

昨年度の 3300 では以下のフォーマットで紙の学級日誌の代わりをしていた。 教員側もリアルタイムに学生の出欠状況が確認できて便利だった。 この記載をするのは週番の役目だったが、他の学生からスレッドで間違いを指摘されることもあり、ちょくちょく編集で修正されていた。 週番Bot を設置しているクラスでは、自動的に週番の交代をお知らせしてくれる。

日付 ○/○
遅刻 ○ ○ ○
欠席 ○ ○
早退 ○ ○
清掃 ○ ○
気づいたこと ○ ○ ○

3. 001-教員からのお知らせ

主に毎週のホームルーム連絡が流れてくる。リアルタイムでしか必要でない情報が多いからである。 また、Classroom や moodle でお知らせをしても見ない学生が一部存在する。 そこで、二次情報として ここにリンクが書かれることもある。ただし、基本的には一次情報を正しく受け取れるようにしておくこと。

4. 002-雑談

ここは学生同士の自由な発言の場所である。どこのチャンネルにも属さない内容がたくさん発言されていた。まずはここから書き込むことをお勧めする。

5. 003-個別事務連絡

個人的な連絡は基本的にはダイレクトメッセージで済ませることが多いのだが、他の人にも少し気づいてほしいものを書く。 一例としては、「@hkob 今日体調不良で休みます」と言った感じで使ってもらうと、担任だけでなくクラスのメンバにも休むことが伝わる。 ただし、休む場合には学校にも公式な連絡をすること。こちらの連絡は校務支援システムに掲載され、非常勤などにも伝わるからである。

6. 004-試験_課題〆切設定

何かの授業で課題が出されたときにそれを記録するチャンネル。気付いた人が投稿する。 結果として、クラスで共有する ToDo チャンネルになる。 また、ここに課題がまとめられていると、課題量によって別の教員が課題の量を控えてくれるかもしれない。うまく使うこと。 クラスによってはGoogle の共有カレンダーをリンクさせており、カレンダーに示されたイベントがこのチャンネルに投稿される。

7. 005-遅刻学生調査

学校としては電車などの遅延情報は紙で調査しているが、昨年度の3300クラスではここで調査をしていた。担任が調査を投稿し、関連する学生はスレッドに記載する。 スレッドに書かれた内容に対して担任がまとめて提出する流れだった。

8. 051-windowsお助け、052-macお助け、053-slackお助け、054-latexお助け、055-編入学生お助け

主に BYOD を始める 3 年生以上のためのお助けページである。PC のセッティングなどでトラブったときにすがるためのチャンネル。主に教員が回答するが、中には学生同士でうまく解決にたどり着く場合もあった。教員も忙しいのでなかなか対応できない時がある。そんな時に、学生同士で相互補助してくれるのは非常に助かる。

9. 012-失敗データベース

上記のお助けで問題が解決した時、できるだけ失敗データベースに書き込んでもらうようにしている。同じようなミスは他の人もハマる可能性があるためである。ここが充実するとお助けの投稿も減るので一石二鳥となる。

10. その他

他にも校外教室、デザイン思考、進路など個別のチャンネルが存在する。また、100番代には各学年に開講している授業のチャンネルを用意している。 試験前になると授業チャンネルはかなり賑わうことになる。学年が変わったら現在の授業のチャンネル名を900番台などの大きな数字に変更し、 新しい授業のチャンネルをまた100番代で作成するようにしている。