論理演算関数: Notion Formula 解説 (11)

はじめに

Notion Formula の第11回目では複数の比較結果を組み合わせて新しい結果を出力する論理演算関数を確認します。and, or, not という関数もありますが、Notion Formula 2.0 からは &&, ||, ! の演算子記号を使うことが推奨されています。すでに逆引き Formula のページに関数説明があるので、このページを見ながら解説していきます。

&&, and, ||, or, !, not, and, &&, or, ||, not, !

文法

Formula 2.0 では関数・メソッド形式も残っています。

prop("arg1").and(prop("arg2"))
prop("arg1").or(prop("arg2"))
prop("arg1").not()

また、演算子としての単語での論理演算子としての表記もできます。

prop("arg1") and prop("arg2")
prop("arg1") or prop("arg2")
not prop("arg1")

ただし、基本的にはこれらは使わず、記号の論理演算子を使った方がよいと思います。

prop("arg1") && prop("arg2")
prop("arg1") || prop("arg2")
! prop("arg1")

!

「!」はチェックボックスの値の反対を返します。チェックボックスの場合には、値が反転します。

! (Checkbox)

基本的には論理演算はチェックボックスに関する演算ですが、その他の型についても計算は可能です。ここでは、! でだけ確認します。文字列は空文字列だけが False になっていることがわかります(not で True に変換されています)。

! (String)

数値も Empty だけが False になります。

! (Number)

日付も Empty だけが False になります。

! (Date)

リストも空のリストだけが False になります。

! (List)

&&

「&&」は論理 AND の結果を返します。両方の値が True の時に True になります。

&&

||

「||」は論理 OR の結果を返します。どちらかの値が True の時に True となります。

||

おわりに

論理演算を使うことで、複雑な比較を組み合わせることができます。