Outlook の会議召集連絡から Notion タスクを登録 : Notion 解説(25)

はじめに

最近ようやく職場でも Microsoft 365 が浸透してきてくれて、会議の召集令状もカレンダーに登録してくれるようになりました。これも Notion に自動登録できるといいのですが、HTML の書き出しは Power Automate の Premium プランでないと使えません。そこで、Outlook カレンダー→ Google Calendar → Notion タスクというシステムを作ります。

設計指針

Power Automate は macOS の Automator や iPhone のショートカットみたいにプロセスを自動化してくれるツールです。デスクトップで動くものもありますが、今回使うのは、IFTTT のようにサーバ側で動作するものです。

基本的に Outlook のカレンダーは基本的に召集令状が入るだけで、メインは Google Calendar を使っている状態です。これまでに Notion という Google Calendarにイベントが作成されると、Notion にタスクが作成されるシステムが設計済みです。このため、Outlook 側でイベントが作成されたら Google Calendar にイベントを作成するだけで十分です(更新や削除に対応する必要はなし)。

フローの作成

まず、Power Automate で「自動化したクラウドフローを作成する」を選びます。フロー名は「EventToNotion」、トリガーは「新しいイベントが作成されたとき(V3)」を選びました(Calendar でフィルタすると楽です)。

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フローの作成

次のアクションを選ぶように言われるので、Google とタイプし、Google Calendar を選びます。

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Google Calendar を選択

アクションから「イベントの作成」を選択します。

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イベントの作成を選択

アクションを選択すると、サインインが要求されるので、対応する Google アカウントにサインインします。

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サインイン要求

アカウント接続が完了すると、登録する内容を選択できます。基本的には開始時間、終了時間、件名くらいでもいいと思います。今回は本文と場所と入れておきました。ここまで設定したら「保存」をクリックします。これでフローの作成は終了です。

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登録内容の設定

テスト

保存するとフローをテストするように言われます。テストを実行するとイベント作成待ちになるので、Outlook で今日の22:00 に「test event」というタイトルのイベントを作成してみました。テストが成功すると、ちゃんと Notion にタスクが生成されていました。

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Notion に登録されたタスク

マイフローを確認すると、フローの情報が表示されています。ちゃんと1回のイベントが動作していることが確認できました。

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フロー情報

おわりに

来週からの会議の召集令状は自動的に Notion のタスクに入るはずです。今から楽しみです。


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