数学関数: Notion Formula 解説 (9)

はじめに

Notion Formula の第9回目では数値に関する数学関数を確認します。すでに逆引き Formula のページに関数説明があるので、このページを見ながら解説していきます。

abs, cbrt, ceil, exp, floor, ln, log2, log10, round, sign, sqrt

文法

今回紹介した関数は数学でも関数として使用されるものなのでメソッド形式よりも関数形式の方が見やすいかもしれません。一応どちらでも記述可能です。

abs(10) /* 関数形式 */
10.abs() /* メソッド形式 */

abs

「abs」は数値の絶対値を返します。

abs

sign

「sign」は数値の符号を返します。

sign

floor

「floor」は数値を超えない最大の整数を返します。

floor

ceil

「ceil」は数値を超える最小の整数を返します。

ceil

round

「round」は数値を最も近い整数に丸めた整数を返します。

round

sqrt

「sqrt」は数値の平方根を返します。負の場合には複素数になってしまうので、Empty になります。

sqrt

cbrt

「cbrt」は数値の立方根を返します。

cbrt

exp

「exp」はe^数値乗を返します。eは自然対数の底であるオイラー数(2.718…)です。

exp

ln

「ln」は数値の自然対数を返します。負の自然対数は計算できないので Empty になります。また、0 の自然対数は-∞となります。

ln

log2

「log2」は数値の2を底とする対数を返します。負の自然対数は計算できないので Empty になります。また、0 の自然対数は-∞となります。

log2

log10

「log10」は数値の10を底とする対数を返します。負の自然対数は計算できないので Empty になります。また、0 の自然対数は-∞となります。

log10

おわりに

今回は数値に対する数学関数をすべて解説しました。あまり Notion で利用することは少ないような気がします。