はじめに
Notion Formula の第14回目から4日間にわたって、Formula 2.0 から導入されたリストに対するメソッドを順次解説します。今回は、その中でリストの内容を調査するものを解説します。すでに逆引き Formula のページに関数説明があるので、このページを見ながら解説していきます。
特定値を取得: at, first, last, find, findIndex, slice
リストを調査: empty, length, contains, includes, every, some,
リストから計算: max, min, mean, sum, median
リストを加工: concat, flat, reverse, sort, unique, filter, map
リストから文字列(文字列の回で解説): join
max()
「max()」は引数の最大の値を返します。最近、日付のリストも対応しました。数値を引数に並べるとその中の最大値が返ります。
今回の目的である数値のリストを渡すと、リストの中の最大値を返します。
その後、日付のリストも渡せるようになりました。この場合最も未来のものが返ってきます。
min()
「min()」は引数の最小の値を返します。最近、日付のリストも対応しました。数値を引数に並べるとその中の最小値が返ります。
今回の目的である数値のリストを渡すと、リストの中の最小値を返します。
その後、日付のリストも渡せるようになりました。この場合最も過去のものが返ってきます。
mean()
「mean()」は引数の算術平均を返します。数値を引数に並べるとその中の平均値が返ります。
リストについては数値の要素の平均値を返します。
sum()
「sum()」は引数の合計を返します。数値を引数に並べるとその中の合計が返ります。
リストについては数値の要素の合計値を返します。
median()
「median()」は引数の中央値を返します。要素の数が偶数のときは中央がないので、中央二つの平均値になります。このため、例では小数点の値が出ています。数値を引数に並べるとその中の中央値が返ります。
リストについては数値の要素の中央値を返します。
おわりに
今回はリストに関するメソッドのうち、リストから計算するメソッドを解説しました。明日は最後にリストを加工するメソッドを解説します。