MacBook 設定説明書(令和8年度版)の作成(3) : hkob の雑記録 (419)

はじめに

hkob の雑記録の第419回目(通算13日目)は、来年度コースに配属される学生のための MacBook の設定説明書の執筆の続きです。

mise のインストール

昨年度までは Homebrew の Python を使わせていました。私自身は mise を使うようになっていたのですが、年度途中で切り替えると混乱するかもしれないと思い、Homebrew のもので 1 年通しました。ただ、Homebrew の Python では以下のような問題が発生していました。

  1. pip ではシステムの python にパッケージをインストールできないので、ローカルに .venv ディレクトリによる仮想環境を用意
  2. 毎回、venv 環境を activate (zsh の alias で対応)
  3. brew upgrade による python のアップデートでパッケージの再インストールが必要

次年度の 2 年生では私も使っている mise を利用するように変更してみようと思います。

こんな感じで解説を書いてみました。

mise の説明

基本的にはターミナルで pytest を実行するくらいなのであまり問題になることはないかもしれませんが、VSCode の拡張機能で何か python に関するものを使うことがあるかもしれないので、.zprofile の方に shims の設定も追加しておくことにします。

説明はこんな感じで記載しておきます。

mise の設定

mise の説明にも .zprofile と .zshrc の両方に書くことが記載されているようですね。先に .zprofile で shims の適用がされ、その後 .zshrc で activate の方が実行されるため、インタラクティブシェルなどの場合は activate の方の path が適用されるわけですね。

この後で python のインストールを実行します。まず、リポジトリで最新版を確認します。せっかくなので、後日学ぶ pipe の使い方もちょい見せしておきます。

% mise ls-remote python | tail
3.13.10
3.13.11
3.13.12
3.14.0
3.14-dev
3.14.1
3.14.2
3.14.3
3.15.0a6
3.15-dev

python 自体は bootstrap.sh の homebrew のインストール後に実行します。ここで授業で使いそうなパッケージを一気にインストールしておきます。当初、mise exec を記載していなかったので、インストールしたばかりの python ではなくシステムの python で実行されてしまいました。スクリプトが終われば自動的に PATH が再設定されるのですが、現在のプロセスの PATH は切り替わらないので当たり前ですね。 mise exec -- python3 とすることで、インストールした python を実行してくれるそうです(Notion AI に教えてもらいました。便利な時代です)。

# Python のアップデート
PYTHON_VERSION=3.14.3

mise use -g python@${PYTHON_VERSION}
mise exec -- python3 -m pip install pytest pytest-cov numpy pandas openpyxl

おわりに

とりあえず mise と python のインストールまで変更しました。この後、tcl/tk, mactex-no-gui, nodejs などを進めていきます。

hkob.notion.site