NAS への TimeMachine バックアップ障害対策 : hkob の雑記録 (275)

はじめに

hkob の雑記録の第275回目は、macOS Tahoe になってから動作しなくなった、NAS へのTimeMachine バックアップを復旧させた件を解説します。

macOS Tahoe における TimeMachine 障害

macOS Tahoe にアップデートしてから、QNAP NAS への TimeMachine が失敗してしまっていました。spartsebundle のマウントまで行われるのですが、そこでディスクが切断されたというエラーが出てしまいます。しばらく調査していたのですが、どうしても改善しないので放置していました。その後、以下のような記事が掲載されていました。

applech2.com

この記事を Notion AI に要約してもらいました。NFD/NFC の問題はことあるごとに再燃しますね。

記事によると、macOS 26 Tahoeでは、NASなどのネットワーク共有ボリュームへのTimeMachineバックアップができない不具合が発生しており、その原因はUnicodeの正規化形式(NFD/NFC)の問題とのことです。この問題はSynologyなどのNASだけでなく、macOSのSMBサーバーでも発生するため注意が必要だと説明されています。

NFD/NFC 対策

しばらくしたら macOS のアップデートで直るのではと思って、今日の Tahoe 26.0.1 まで待ちましたが、復旧しませんでした。仕方なく、以下のポストにあった対策を取ることにしました。要はディスク名に「バ」や「プ」のような文字を含まないものになればいいということですね。

まず、QNAP NAS に smb で接続します。この中に hM1Air.sparsebundle というディスクイメージがあるので、DiskImageMounter でマウントします。

sparsebundle のマウント

マウントされたディスクを見ると、確かに「hM1Airのバックアップ」となっていました。

名前変更前

この名前を「Backup of hM1Air」という名前に変更しました。変更した途端に Backup が始まってしまったので、ディスクのアイコンが TimeMachine のものに変わっていました。

名前変更後

割り当て要領の変更

また、以前設定した時に割り当て容量を 1.5TB に設定してしまっていました。内蔵の SSD が 1TB なので、倍の2TBくらいは用意しておきたいところです。そこで、以下のサイトを確認して割り当て容量を変更して見ました。

www.rynatrix.com

まず、destinationinfo でディスクの ID を取得します。

sudo tmutil destinationinfo

その後、その ID を使って、割り当て容量を変更します。

sudo tmutil setquota ID 2000

結果として、以下のように割り当て容量が 2TB に変更されました。ディスクのマウントも成功し、無事にコピーが開始されました。

復旧した TimeMachine

おわりに

数日間バックアップのない生活だったので、怖い思いをしていましたが、ようやくバックアップのある環境に戻れました。ほとんどの書類情報は Dropbox、iCloud Drive、各種リポジトリにバックアップされているとはいえ、やはりバックアップが動いていないというのは怖いものです。

hkob.notion.site