はじめに
hkob の雑記録の第270回目は、先日作成した議事録に対して、参加者の自動登録機能を設定したのでそれを解説します。
前回の対策
前回まではテンプレートに人を貼り付けていて、それを最初に選択することで参加者を設定することを想定していました。ただ、タイミングのせいなのかうまく動かない現象が発生したので、対策を考えていました。
会議データベースとのリレーション
テンプレートを使わない対策として、やはりデータベースオートメーションを使うことに落ち着きました。まず、そのトリガとなる会議データベースとのリレーションを追加しました。こちらは元々会議として作成していたデータベースを流用しました。
会議データベースは会議参加者一覧という名称に変更し、参加者プロパティを追加しました。こちらも設定された人だけに読み込み権限を付けることで、会議に関係ない人は閲覧できないようにしています。
会議設定時に参加者を追加するオートメーション
会議に参加者が登録されているので、議事録ページに会議を設定したときに参加者情報を設定すればいいことになります。以下のような「Set participants」というオートメーションを追加しました。
設定した値の数式は以下のようになります。
数式は以下のようになりました。トリガーしたユーザが会議の参加者に入っていない場合に、アクセスできなくなってしまうので、既存の参加者とともにトリガーしたユーザも抜けないようにしています。その後、会議が設定された場合には、そこに設定された参加者も追加しています。
lets( org, context("トリガーページ").prop("参加者").concat([context("トリガーしたユーザー")]), conf, context("トリガーページ").prop("会議").first(), ans, conf.empty() ? org : org.concat(conf.prop("参加者")), ans.sort().unique() )
副作用
会議データベースとリレーションした結果、会議データベースのページではその会議の議事録をタブで表示できるようになりました。最近はこの手のまとめページはコンテンツを作成することなく、タブで一括管理することで編集漏れがなくなりました。
おわりに
これでテンプレートをいちいち選択する必要がなくなったので、デフォルトで AI ミーティングノートのテンプレートを展開するようにしました。とりあえず会議議事録だけ開始して、後から共有という流れもできるようになったので、便利になったかと思います。