Apple Watch による自宅の解錠

はじめに

先月、玄関の鍵に CANDY HOUSE の「セサミ4」を導入しました。

その後、建物全体のインターフォンの更新工事があり、アイホンに変わりました。その結果、建物の入り口のオートロックも自動化できたので、記録しておきます。

玄関の鍵の解錠・オートロック (セサミ4)

左側の画面は iPhone のセサミアプリ画面です。セサミ自体は Bluetooth で接続するので、扉越しであればネットワーク接続がなくても解錠が可能です。ネットワークを介さないため、高速に動作します。なお、解錠して15秒経つと自動的にオートロックします。このオートロックを実施したくてセサミを購入しました。

また、今回は WiFi モジュールも同時に購入しました。WiFi モジュールがあることで、エレベータに乗っている時くらいでも解錠できるようになります。また、Siri ショートカットを経由して解錠することも可能になります。さらに、ドアが解錠・オートロックした時に通知を送ることもできます。

問題の Apple Watch ですが、インフォグラフの下サブダイヤルに「セサミ」を入れました。当初は Siri ショートカットを登録していたのですが、郵便受けなどの確認程度だと iPhone を持ち出さないこともあり、ネットワーク接続環境がない時もあるためです。

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セサミの画面と Apple Watch のコンプリケーション

建物入り口のオートロック解除 (SwitchBot Bot)

玄関の鍵は解錠できるようになりましたが、建物の入り口のオートロックを開ける時にはカードキーを財布から出さなければなりませんでした。しかし、先週建物全体のインターフォンの更新工事があり、最新のアイホンに変更になりました。これまでのインターフォンは受話器を取らないとオートロックを解除するボタンが押せませんでしたが、今回の機種では問い合わせがあれば、解錠ボタンでオートロックを開けることができるようになりました。

そこで、SwitchBot の Bot を導入することにしました。この Bot も Bluetooth なのですが、SwitchBot ハブミニを介することでネットワークから動作させることができます。これまで、自宅のオートメーションとして Nature Remo を使っていましたが、完全に機能がかぶってしまうことになります。そこで、Nature Remo でやっていたものを全て SwitchBot ハブミニに移管することにしました。

www.switchbot.jp

SwitchBot の設定画面はこんな感じです。一番左のホーム画面には、現在接続されている機器が表示されています。今は、リビングのエアコン、電灯、テレビ、そして今回導入した建物の入り口解錠ボタンです。これらはリモコンの赤外線から候補が自動的に選択されるようになっていて、簡単に登録できました。Nature Remo の時よりも設定が簡単でした。

二番目のシーンは Nature Remo と同じようにしました。「おはよう」は電灯を付け、テレビをオンにします。「おやすみ」は電灯を消し、テレビをオフにします。ただ、実際にはテレビに関してはオン・オフは同じボタンです。

三番目のプロフィールの画面では、Siri の設定ができます。ここから最後の「扉を開けて」のショートカットを作成しました。このショートカットを押すことで、入り口解錠ボタンが押されます。

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SwitchBot の画面

先ほどの Apple Watch のコンプリケーションの右サブダイヤルに、この「扉を開けて」のショートカットを設定しました。建物の入り口で、自宅の部屋番号を押し、このショートカットを実行すると自動的に扉が開くことになります。SwitchBot Bot の貼り付け位置に苦労しましたが、無事動作するようになりました。

Nature Remo の代替設定

Nature Remo の代わりにするために、Google Home と Google Assistant の設定も入れ替えます。Nature Remo の設定を外したのちに、SwitchBot を選択しただけで右のようにデバイスが Google Home に認識されました。さらに、Google Assistant のルーティンの設定を差し替えました。ここで、「おはよう」「ただいま」には SwitchBot の「おはよう」シーンを設定し、「おやすみ」「いってきます」には SwitchBot の「おやすみ」シーンを設定しました。

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Google Home, Google Assistant の設定

おわりに

何かあった時のために、財布にはカードキーはそのまま残しますが、基本的にはもうこのカードキーに依存せずに扉の解錠ができるようになりました。Apple Watch だけで全部済むのは楽ですね。