Spotlight 、スマートフォルダ、そしてタグ (教員のための Mac Tips:3)

背景

iHatenaSync がかなり便利で、行き帰りの電車でこの記事を書いています。今日は、ファイルの管理、検索について書いてみようと思います。

私の普段を知っている人はよくお分かりかと思いますが、基本的に整理整頓が苦手です。重要だと思って片付けるとだいたい見つからなくなります。おかげで机の上は書類が山となり、適当なタイミングでガベージコレクタが発動し、一気に書類がゴミ箱行きになります。こんな状態ですから、私の記録メディアの中も大変な乱雑ぶりです。昔は頑張ってフォルダに整理をしていましたが、コウモリ問題などで崩壊し(エイリアスなんかで頑張ったりもしましたが)、最近は整理することを諦めました。

こんな状態でもなんとかやって行けるのは、Spotlight とスマートフォルダのおかげです。また、Mavericks からは古くからの Mac ユーザが愛用していたラベル機能が、タグとして生まれ変わりました。

Spotlight

Spotlight の概念は古く、Mac OS 8.5 の時代に Sherlock として実装されています。基本的にはファイルの情報をデータベース化し、高速に一覧表示する機能となります。ただし、当時のコンピュータスペックからすると、かなり索引検索が時間がかかるためあまり積極的に使われた機能ではありませんでした。その後、Sherlock2、Sherlock3 となり、Mac OS X 10.4 Tiger から Spotlight が実装されました。Tiger になって Core Data と呼ばれるシステムが入り、OS の様々なデータがシリアライズされ、データベースとして保存されるようになりました。Spotlight は CoreData の最もユーザに近い部分における応用だったと思います。

Spotlight はファイル名だけでなく、その内部の情報も含めてデータベース化を行います。そのため、新しいマシンを使い始めた時、バックアップから復元した時、OS のアップデート時などには多大な時間をかけて、インデックス作成を行います。一度インデックスが作成されてしまうと、その検索はほぼ瞬時に行われます。おかげで最近はフォルダを移動してファイルにたどり着くのではなく、右上のSpotlight からキーワードを入力してファイルにたどり着く方が早いです。は。

スマートフォルダ

Spotlight に比べて、意外と知られていないのがスマートフォルダです。スマートフォルダは物理的な位置に関係なく、動的な条件に満足するファイルを表示する仮想フォルダの実装の一つになります。基本的には、上記のSpotlight の検索条件を保存したものとなっています。TigerLeopardSnow Leopard までのユーザはスマートフォルダとは知らずに「今日」「昨日」「過去1週間」というフォルダを使っていたと思います。これらのスマートフォルダは、上記のSpotlight の日付に関する検索条件を保存したものなのです。

実際に Spotlight で検索した時に右上に表示される「保存」をクリックするとスマートフォルダが作成されます(Finder で新規スマートフォルダとやる場合と同じです)。なお、スマートフォルダの設定は自分のライブラリフォルダの指定の場所に保存され、同時にサイドバーにもフォルダが表示されます。

タグ

System 7 の時代にラベル機能が実装されています。Mac OS X になってラベルが消えた時期がありますが、Mac OS X 10.3 Panther の時代に復活してよろこんだ覚えがあります。やはり古くからの Mac ユーザはラベルが好きで、Finder を見るとラベルが付けられた色とりどりのファイルが並んでいるのをよく見ます。

Mavericks になってこの部分が大きく拡張されてタグになりました。Mountain Lion までのラベルは一つのファイルに一つしか付けられませんでしたが、タグは一つのファイルに複数つけることができるようになっています。また、これまでは Finder でしかラベルを設定できませんでしたが、各アプリの Save パネルの名前の下にタグを設定するフィールドが用意されています。これまでのラベルでも Spotlight での検索が可能でしたが、タグの場合は検索のために用意された機能であるため,Finder の環境設定において簡単にサイドバーに表示できるようになっています。

具体的な使用方法

Spotlight が最初に搭載された時に自動生成されていた「今日」「昨日」「過去一週間」というフォルダは Lion になって作成されなくなりました。なくなってみると以外と使っていたことに気がつき、即座に自分で作った覚えがあります。これらのフォルダは以下のようにして生成します。

  • Finder で新規スマートフォルダを開きます。
  • 右の「+」マークをクリックします
  • 「最終変更日」を選び「以内」を「今日」に変更します
  • 保存を押して「今日」という名前を付け、デフォルトの保存済の検索条件に保存します。この時、サイドバーに追加のチェックを付けておきます。

昨日,過去一週間についても同様に作成することが可能です。

なお,Spotlight の検索条件ですが「その他」をクリックしてみるとびっくりするくらい様々な条件が用意されています。見たことがない人は覗いてみてください。意外な使い方が発見できるかもしれません。

タグについては,現在使い方を検討中です。今用意しているのは「exam」「working」「research」「create」あたりです。working については,現在作業中のファイルに一時的に付けるタグにしようとしており,他のタグと重複するかたちになると思っています。使い方が固まってきたらまた紹介しようかと思います。