はじめに
hkob の雑記録の第10回目は、Homebrew のインストールまでを行います。ここもあまり macOS のアップデートに影響がないのでほぼそのまま使えます。
Homebrew のインストール
コマンドラインツールのインストールの下に Homebrew のインストールも追記します。まだエディタがないので、 cat >> ./bootstrap.sh
として追記します。Homebrew の追記部分は以下のとおりです。冪等性を担保する部分は前回のコマンドラインツールと同じ仕組みですね。
# install homebrew if ! command -v brew > /dev/null 2>&1; then echo "Installing homebrew ..." /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)" fi
スクリプトを実行すると Homebrew のインストールが行われます。インストールが完了すると、次にやるべきことが表示されます。ここに書かれている echo コマンドと eval を実行させて終わりです。
==> Next steps: - Run these commands in your terminal to add Homebrew to your PATH: echo >> /Users/hkob/.zprofile echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/hkob/.zprofile eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)" - Run brew help to get started - Further documentation: https://docs.brew.sh
指導書には付録として、eval がどのように動作するかについての解説とともに PATH 環境変数についての解説も追記しています。
おわりに
homebrew のインストールも復習です。この資料自体は授業が始まる前の春休みに学生自身に実行してもらうためのものなので、いろいろと細かく解説しています。まずは自分で体験してもらい、実験実習の中で復習として具体的なコマンドを解説していくという反転授業的な使い方となっています。明日は、homebrew を使ったパッケージのインストールを bootstrap に追記していきます。