はじめに
hkob の雑記録の第7回目は、学生に一番最初に修正してもらうシステム環境設定の最低限の項目をまとめて見ました。
低電力モード
Sequoia から MacBook でも低電力モードが使えるようになりました。学生は教室ではバッテリーで使用するので、バッテリー使用時には低電力モードに設定してもらいます。それほどパワーが必要な作業はそれほどないと思うので、これで十分ではないかと思います。必要なら通常モードに戻してもらえばいいので。

リモートログイン
学生はネットワークを頻繁に使うので、リモートログインはオンにしてもらいます。またデフォルトでマシン名はユーザ名から適当につけられてしまうので、ローカルホスト名は自分で設定してもらいます。

Control の位置変更 (US配列学生)
US 配列の学生の場合、Control が下の方にあって押しにくいです。エディタを使っていると Control はかなり頻繁に使うので、caps lock と入れ替えてもらうことが多いです。最初は macOS の標準機能の「修飾キー」で変更してもらいます。慣れてきたら Karabiner-Elements も紹介しています。
まず、キーボードタブから「キーボードショートカット」をクリックします。

修飾キーで Caps Lock と Control の入れ替えをします。私の場合は、Karabiner-Elements で設定しているので、ここでは何もしていません。

「\」の入れ替え (JIS配列学生)
US配列の学生の場合にはあまり問題にならないのですが、JIS 配列の学生の場合「\」を入力するのが非常に面倒です。私は US 配列なのでキーボードにも「\」が描画されていますが、JIS 配列の場合には、キーボードに「\」はなく「¥」だけが存在します。JIS配列では、JIS X 0201 に従ったキー配列となっているためです。JIS X 0201 の「¥」も ASCII の「\」も同じ 0x5c というコードが振られていたので、昔の本などでは「\」は「¥」に読み替えてくださいという本も多く存在しました。マイクロソフト漢字コードや EUC の場合には、これらの文字に同じコードが振られていたためです。ただし、最近は LaTeX などでも Unicode (UTF-8) でソースを書くようになりました。UTF-8 では「\」は 0x5c というコードですが、「¥」は 0xc2a5 という別のコードになります。当然昔のように ¥documentclass{jsarticle}のように書いてしまうとエラーになってしまいます。
JISキーボードでも「Option + ¥」で「\」が入力できるのですが、毎回 Option をタイプするのは面倒です。学生には以下のようにして「\」を入れ替えてもらっています。最初の状態では「ABC」と「日本語 - ローマ字入力」が両方設定されている状態です。

もう一つの「ABC」はキーボードにある文字をそのまま出すものです。キー配列は他のものを選べますが、個別の文字に関する設定は何もありません。これを削除したいのですが、「-」は押せないように無効化されています。これは英字を入力できるインプットメソッドは最低一つ存在しなければいけないためです。

そこで、再度「日本語 - ローマ字入力」に戻り入力モードの「英字」にチェックを入れます。

このようにすることで、「ABC」のキーボードを削除することができます。「-」を押して入力ソースを削除します。

「日本語 - ローマ字入力」だけになったら、下の方にスクロールして「¥」キーで入力する文字において「(バックスラッシュ)」を選択します。これで、英字の場合には「\」がデフォルトで出るようになります。逆に「¥」を出したければ、「Option+¥」をタイプします。これでよく利用する「\」が簡単に入力できるようになりました。

3本指のドラッグ
以前はトラックパッドの設定画面にあった「3本指のドラッグ」は、今はアクセシビリティのかなり奥に移動してしまいました。これは非常に便利なので、学生に最初に設定してもらっています。まず、アクセシビリティのポインタコントロールをクリックします。

さらに「トラックパッドオプション」をクリックします。

ここで「ドラッグ方法」で「3本指のドラッグ」を選びます。これで、トラックパッドに3本指でドラッグすることで、ウィンドウの移動やウィンドウサイズの変更などが簡単にできるようになります。

おわりに
システム環境設定は学生に好きに設定させるのですが、ここに挙げたものはおすすめなのでデフォルトで設定してもらうように解説したページを用意しています。この辺り設定したことがない人は是非試してみてください。