コールアウトの最近の変更: Notion Tips (72)

はじめに

Notion Tips の第72回目は最近変更になったコールアウトの変更点を解説していきます。

アイコンが削除可能に変更

コールアウトはこれまで左上に常にアイコンが常に表示されており、その隣には Rich text が並ぶ構成でした。つい先日、このアイコンが削除できるようになりました。

コールアウトのアイコン削除

削除するとこのようにアイコンのインデントがなくなり、左端からテキストが始まるようになります。

アイコンが削除されたコールアウト

アイコンを復元するには、6点のブロックハンドルから「アイコン」を選びます。

アイコンの復元

最初のリッチテキスト部分が省略可能に変更

コールアウトの下には任意のブロックをサブブロックとして設置できました。ただし、それらはアイコンと最初のリッチテキストの下にインデントを付けた状態で設置できるだけでした。今回のアイコンがなくなったことにより、インデントもなくなったため、最初のリッチテキストが邪魔になるという場面が考えられたのだと思います。そこで、最初のリッチテキストに何も書いていない場合には、その部分は表示されず、任意のサブブロックから始まるコールアウトが生成できるようになりました。

コールアウト内のToDo リスト

ただし、一つだけ注意が必要なことがあります。それは見出しブロックです。見出しブロックの見た目を変えるためにコールアウトを使うこともできます。この場合、この見出しブロックは、右端の目次にはこの見出しは表示されないということです。これまでも他のブロックの中に入れ込まれた見出しは目次に表示されていませんでした。コールアウト内の見出しも上で説明したようにただのサブブロックなので、目次には表示されません(これまでもトグルブロック内の見出しなどは目次に表示されていませんでした)。

コールアウト内の見出し

サブブロック内の見出しは非表示

なお、リッチテキスト部分が省略できるのは、アイコンがある状態でも可能です。このまでアイコンの隣には、リッチテキストしか記述できませんでしたが、任意のブロックが記述できるようになっています。任意のブロックなので、このようにシンプルテーブルを置くようなことも可能になっています。

アイコン + シンプルテーブル

おわりに

今日は、最近変更になったコールアウトブロックの変更点について解説しました。アイコンがなくなるだけで、デザインの幅がかなり広がるかと思います。カード的なデザインがこれからたくさん増えるでしょう。ただし、見出しの見た目を変えるためにコールアウトを使うのは検討が必要かと思います。この場合、見た目は向上する場合があるかと思いますが、目次に対応できないためにアクセシビリティは減少します。どちらを取るかはよく考えてみてください。