日付から数値を取得する関数: Notion Formula 解説 (21)

はじめに

Notion Formula の第21回目では日付に関するメソッドのうち日付から値を取得する関数を解説していきます。すでに逆引き Formula のページに関数説明があるので、このページを見ながら解説していきます。

日付から数値を取得: year, month, date, day, week, hour, minute, timestamp

日付を加工: dateAdd dateBetween dateEnd dateRange dateStart dateSubtract

year()

「year()」は日付の年を返します。文法は以下のようになります。

prop("date").year()

year

month()

「month()」は日付の月(1~12)を返します。Formula 1.0 では 1 が減算された 0 から 11 までが帰っていましたが、多くの国から問い合わせが多かったため、Formula 2.0 からは数字通りの1から12が返るようになりました。文法は以下のようになります。

prop("date").month()

month

date()

「date()」は日付から月の日付(1~31)を返します。文法は以下のようになります。

prop("date").date()

date

day()

「day()」は日付の曜日を1(月曜日)から7(日曜日)までの数値で返します。Formula 1.0 までは日曜日が 0 だったので注意してください。文法は以下のようになります。

prop("date").day()

day

week()

「week()」は日付の年のISO週(1~53)を返します。文法は以下のようになります。

prop("date").week()

week

hour()

「hour()」は日付の時間(0-23)を返します。文法は以下のようになります。

prop("date").hour()

hour

minute()

「minute()」は日付の分(0~59)を返します。文法は以下のようになります。

prop("date").minute()

minute

timestamp()

「timestamp()」は1970年1月1日から経過したミリ秒数を表す、現在のUnixタイムスタンプを返します。Formula 1.0 の時代は Date オブジェクトを作るのは明日説明する相対日付を計算する関数と、fromTimestamp() しかなかったため、この関数の使い道もありました。Formula 2.0 からは parseDate が用意されたのでこの関数の使い道はあまりなくなっているかと思います。あとは時間にまつわる乱数を生成する時程度でしょうか。文法は以下のようになります。

prop("date").timestamp()

timestamp

おわりに

今回は、日付から数値を出力するメソッドを解説しました。明日は日付を加工するメソッドについて解説していきます。