CSV インポートにおけるプロパティ選択 : hkob の雑記録 (172)

はじめに

ゴタゴタしていて、CSV importer のアップデートの紹介を忘れていたので急遽確認します。明日の Notion 座談会のための資料作りでもあります。

Notion のお知らせ

火曜日に CSV importer で新しくデータベースを作成するときに、プロパティが選択できるようになったと報告がありました。これまではそれっぽいプロパティが自動的に選択されていましたが、これを読み込み時に指定できるようになったようです。早速確認してみます。

CSV の作成

とりあえずテストのためにこんな CSV ファイルを記述してみました。日付は ISO8601 形式にしています。時刻をそのまま書いたらどうなるのかも試してみます。マルチセレクトとして、複数候補をダブルクオートで閉じたら対応するかも確認してみます。

作成した CSV ファイル

CSV のインポート

CSV ファイルのインポートは右上の三点マークから実行できます。

CSV インポートメニュー

ダイアログで左上にある「CSV」を選択します。

インポートダイアログ

開かれたダイアログでファイルを選択とします。

ファイルを選択

ファイルを選択するとアップロードされます。ここで「CSVヘッダーをマッピングする」を選択します。

ファイル選択後

中身を解釈して大体いい感じにプロパティの種類が設定されています。日付のところの ISO8601の時刻を記述したものはこの画面では認識されていませんでした。10:30 と書いたものは認識していました。ただ、セレクタ、マルチセレクトの列は単なる Text になってしまっています。

CSV アップロード後

早速セレクタを「Select」に変換してみます。選択できるプロパティの種類もここでわかりますね。また、Don’t import でインポートしない選択ができるのも嬉しいです。

プロパティ選択画面

セレクタの部分が Select property に変わったのがわかります。また、横のマルチセレクトの部分も、ダブルクオートで括ったものが一列で取り込まれていることもわかりました。こちらも Multi-select に変更してみます。

Select property 適用後

最終的に以下のような選択状態になりました。これで 「CSV をインポート」としてみます。

Multi-Select property 適用後

最終的な結果は以下のようになりました。ISO8601 のものもタイムゾーン情報も含めて正しくインポートされています。一方、10:30 としたものは、JST のオフセットが入ってしまい、19:30 になってしまっています。時刻を入れるのであれば ISO8601 形式にするのがよさそうです。

インポート結果

終わりに

これまで、CSV のインポートではインポート後にプロパティの種類を変更することが多かったです。事前に型が設定できると手間が減って便利ですね。

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