先週金曜日に MacBook Pro Retina ディスプレイ(以下、rMBP と略します)が届きました。教務室で使うマシンとして使いますが、日野キャンパスへの研究連絡のためにも使いたいので、内部には研究用のデータのみを入れることとし、学生の個人情報や授業に関する情報は極力入らないようにします。後で再設定するときのために,細かい設定を以下にまとめておきます。
ユーザ周りの設定
メール周りの設定
学内では外部のメールサーバに接続できないので、学内のメールサーバの設定をします。ただし、学内は POP なため、研究室のマシンと同期を取るのが面倒です。そのため、研究室の Lion Server 上に学内のスプール用 IMAP サーバを用意し、メールはそこで管理することにします。手順をまとめておきます。
- Lion Server でメールサービスを設定します。IMAP のみ可能とし、外部への転送や SMTP サービスは提供しません。
- 研究室の iMac (以下、iMac と略します) では、学内の POP 設定と同時に上記の IMAP の設定を行います。
- iMac のルールで OmniFocus に転送するルールの下に、POP アカウントのメールを IMAP サーバに転送するように記述します。
- rMBP では、受信を IMAP サーバとし、送信を学内の SMTP サーバとするハイブリッドな設定にします。
以上の設定により、学内に届いたメールは iMac 上でいくつかのルールを通ったのちに IMAP サーバに移動されます。IMAP になったため、rMBP の方で既読にする処理をするだけでよくなり、研究室の iMac で余計な処理をする必要がなくなりました。
App Store によるアプリのインストール
- Alfred
- キーボード入力によるランチャー。QuickSilver というアプリを使っていましたが、不安定になった時期があり、その頃に移行しました。login 時に起動し、ctrl-tab をホットキーに設定しています。
- Apple Configurator
- 複数台の iPad を一度に設定できるアプリ。部署が変わってしまったので、使う機会はないかもしれません。
- eClicker Presenter
- iPad の eClicker というクリッカーアプリのホストになれるアプリ。PBL 室の予約が取れず、まだ使う機会がありません。
- Evernote
- ノートを共有できるクラウド型サービスの専用アプリ。iPad 版の編集がイマイチなのでほとんど使っていません。
- Gitbox
- リポジトリ管理 git の GUI フロントエンド。
- Growl
- Mac の通知サービス。Mountain Lion で通知サービスが落ち着くまでは必要だと思います。 login 時に起動.標準を iCal スタイルに設定しています。
- HardwareGrowler
- ハードウェアの変化を通知してくれるアプリ。login 時に起動しています。これのおかげで、Chrome がバックグラウンドでこっそりアップデートしているのもバレバレです。
- iBooks Author
- 電子書籍を作成するアプリ。忙しくて試せていません。
- Reeder
- RSS リーダアプリ。iPad 版は Mr.Reader に変えてしまいましたが、こちらは健在です。
- StuffIt Expander
- sit アーカイブの展開アプリ。最近はほとんど見ないので最近のユーザは必要ないかと思います。
- ToyViewer
- 画像ビューワ.無料ではあるが,そこそこの機能があるので,Mac 室にもインストールしています.
- Type2Phone
- BlueTooth 経由で iOS 機器のキーボード代わりになるアプリ.本物の Bluetooth キーボードがあるので使う機会はまれ.出張の時くらいでしょうか.
- WinArchiver Lite
- パスワードを付けた zip アーカイブを作成できるアプリ.無料版は数字4桁のパスワードしか使えないが簡易的には十分なので使用しています.
- Xcode
- Mac OS, iOS の開発環境.cc コマンドも使いたいので,Command Line Tools もインストールします.
個別インストーラによるインストール
古くメディアで買ったものは、次期バージョンが出た段階で App Store のものに移行する予定ですが、まだまだインストーラによるものが残っています.
- Dropbox
- クラウドによるファイル共有サービス.iPad 等とのやり取りに使用しています
- 1Password
- パスワードを記憶できるアプリ.iOS のアプリとも連携するため,Dropbox 上に設定ファイルを記録しています.インストール後,各ブラウザごとにブラウザエクステンションのインストールを行います.
- CotEditor
- テキストエディタ.基本は vi を使うのでエディタとしての用途としてではあまり使っていません.コピー&ペースト時にフォント情報などをそぎ落とすための一時置き場として活躍しています.
- ATOK2012 (定額制)
- 日本語入力ソフトウェア.同時使用をしない限り,10 台まではインストール可.
- OmniFocus
- GTD ソフトウェア.無料の WebDAV サーバを使用して iPad 等と同期設定
- OmniGraffle Professional
- ドロー系の図形描画ソフトウェア.論文用の図はすべてこれで作成しています.
- OmniOutliner Professtional
- アウトラインプロセッサ.マインドマップを使うまでは頻繁に使っていました.
- MATLAB_R2012a
- 数値計算ソフトウェア.高かったので使い倒します.
- Microsoft Office 2011
- キャンパスライセンスのものをインストール
- Vmware Fusion 4
- 仮想マシンを動作させるソフトウェア.キャンパスライセンスの Windows 7 をインストールし,さらに キャンパスライセンスの Microsoft Office 2010 をインストールします.
- OSXFUSE
- NTFS などをアクセスできるソフトウェア.ここでインストールしましたが,後で削除しました.
- SSHFS
- ssh 経由でファイル共有をできるソフトウェア.ここでインストールしましたが,後で削除しました.
- MacTeX
- TeXLive ベースの文書組版ソフトウェア.以前は,MacPorts などでインストールしていましたが,TeXLive で更新管理できるようになったため,こちらに移行しました.
- Server admin Tools 10.7
- Mac OS X server を管理するためのソフトウェア.研究室の Mac mini server やコースの Xserve を管理するために使用します.
- iWork'09
- Apple 製のドキュメント作成(Pages),表計算(Numbers),プレゼンテーション(Keynote)ソフトウェア.こちらの方が使い勝手がいいので,他人と共有しないファイルはこちらで作っています.