はじめに
Notion Tips の第109回目は文字にルビを振ってみます。それだけだとネタ的に少ないので、それを簡単に実現するための新しいコマンドの作成方法を解説します。
一文字だけルビを振る
KaTeX では、文字の上に少し小さい文字を設置するコマンドとして \overset というコマンドがあります。例えば \overset{東}{東} のように記述すると上の文字は少し小さめに設置されました。

ただし、ルビにしてはまだ大きいです。 \overset{\tiny ひがし}{東} のようにして、文字の大きさを変更して設置してみます。

コマンドを作成
一文字追加するたびにこれだけの記述をするのは面倒です。そこで、ルビを記述するコマンドを作成します。これは二つの引数を受け取り、上の文字列を作成するコマンドとなります。
\newcommand{\ruby}[2]{\overset{\tiny #1}{#2}}
ここで、 \ruby{ひがし}東 のように記述すると #1 の部分に「ひがし」、#2 の部分に「東」が渡され、上と同じタイプセットが行われることになります。漢字の部分は一文字なので、{} で括る必要はありません。
コマンドを用いて複数文字のルビを作成
ここで作成した \ruby コマンドを用いて、複数文字のルビを作成してみます。
\newcommand{\ruby}[2]{\overset{\tiny #1}{#2}}
\ruby{とう}東\ruby{きょう}京\ruby{と}都\ruby{りつ}立\ruby{さん}産\ruby{ぎょう}業\ruby{ぎ}技\ruby{じゅつ}術\ruby{こう}高\ruby{とう}等\ruby{せん}専\ruby{もん}門\ruby{がっ}学\ruby{こう}校
実行結果は以下のようになりました。

おわりに
KaTeX で newcommand を使うことはほぼないかもしれませんが、無理矢理ネタを作ってみました。